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コンボギミックの評価基準に関して


 

 どうもみなさま、《メタバース》です。嘘です。めたです。


 この度「ブログを書け」と我らがリーダー、同志しろなに命じられましたので、僭越ながらキーを叩かせていただきます。



 まずは先日応募期間が終了しました「ガチネタコンボコンテスト」に関して、参加されたみなさまはたいへんお疲れ様でした。

 コンボを考えることはもちろん、動画を撮影してアップロードしたり、文面に起こして投稿したりと、応募の過程においてもかなりの手間と労力を費やしたことだろうと思います。

コンボ界隈を盛り上げること(と他人の考えたコンボを鑑賞して脳髄を肥やすこと)を目的として始めたこの企画ですが、参加者様の負担を軽減することに関していまひとつ良い案が浮かばなかったのは否定しきれません。

 

 それにも関わらず、予想よりもはるかに大勢のコンボデッカー諸氏に参加していただけたのは僥倖と言う他ありませんでした。みなさまには感謝の念に堪えません。本当にありがとうございました。

今回の問題点は次回に生かし、より多くの方に参加していただけるよう頭を捻っていく所存です。

しょっぱなから「第一回」と銘打っている以上、第二回もきっとあることでしょう。



 さて、今回コンテストに参加するにあたって、あることについて戸惑われている方がちらほらと見受けられました。

そのあることとは「コンボの評価基準」です。

つまり、


「どのようなコンボが高く評価されるのか」が曖昧である


というのです。

 

 今回は初めての試みということもあり、可能な限り自由に考えてもらうつもりで評価基準に関してはあえてぼかしておりました。

それ故コンテストのページには「選考基準は主催者の独断(それと独創性)」と書かせていただきましたが、それがかえって困惑の種になってしまったのかもしれません。

 

 「それならば主催者の好みを把握している者のほうが有利じゃないか」と考えた方もいることでしょう。もちろん主催者の好みによって評価が左右されることはあります。しかしそれはコンボに客観的な評価基準が存在しないことを意味しません。

 

 ここで私が主張したいのは


「コンボギミックにはある程度客観的な評価基準が存在する」


ということ、すなわち


「良いコンボか良くないコンボかのある程度統一的な判断は可能である」


ということです。



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 次のような状況を考えてみてください。

あなたの友人Aが「すごいコンボを考えてしまった」と言ってあなたのもとに駆け寄ってきたとします。あなたが「それはどんなコンボだい?」と訊くと、彼はこのように言うのです。


「初期手札は《おろかな埋葬》と《死者蘇生》の2枚。まず《おろかな埋葬》で《青眼の白龍》を墓地に送り、続いて《死者蘇生》で《青眼の白龍》を墓地から特殊召喚する。これで《青眼の白龍》を場に出すことができる!」





 この時、多くの人は彼に対してこのように言うと思います。


「それはコンボではない」


と。


 続けて、


「なぜ《おろかな埋葬》であって《竜の霊廟》等でないのか?」

「なぜ《死者蘇生》であって《銀龍の轟咆》等でないのか?」

「《青眼の白龍》を場に出したいだけなら《青き眼の乙女》等他にいくらでも方法がある」

「そもそも《青眼の白龍》を出すだけの何が面白いのか?」

「攻撃力3000を出したいだけなら他に36通りの選択肢がある。※2019年3月3日現在。※公式デュエルで使用できないカードは除く」


 などなど。


(実際にこのような状況に行き当たった場合、その方がマインドクラッシュしてしまわないよう5重くらいのスリーブに包んでそれとなく伝えてあげてください)


 あなたの疑問はごもっともです。

なぜなら彼の考えた「コンボ」には、採用カード、動き、最終盤面等についての十分な理由付けがなされていませんから。


「なぜそのカードを使うのか?」

「なぜその動きをするのか?」

「なぜその盤面を最終状態とするのか?」


 こうした疑問に対して十分に答えることができなければ、それはコンボとは呼べません。

逆に、このような疑問に対する回答を十分に行うことができるのであれば、それがそのままコンボのアピールポイントとなります。


 たとえば


「そのカード以外に適切なステータスを持つモンスターがいないから」だとか、

「その動きが最も無駄のない動きだから」だとか、

「その最終盤面ならワンショットキルが狙えるから」だとか。


 「なぜ」という疑問に対する回答となる「理由」、この

「理由」こそが「アピールポイント」となりコンボを美しくするもの

なのです。


そしてこの


「アピールポイント」が多いほど良いコンボとなり、少ないほど良くないコンボ


となります。


 もちろんアピールポイントの数の比較など厳密にはできない以上、この基準は蓋然的なものに留まります。しかし明確な線引きができないからといって区別ができないわけではありません。

現に私たちは上の《おろかな埋葬》と《死者蘇生》のコンボを「良くないコンボ」、あるいは「疑似コンボ」として見て取っています。


 これが私の言う「コンボギミックのある程度客観的な評価基準」の一つです。



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 そしてもう一つ、コンボギミックの評価には


「アピールポイントの数」


だけでなく


「アピールポイントの質」


も関わってきます。


 たとえば、数枚の手札から総攻撃力8000を超えるモンスターを並べるコンボがあったとします。

そのコンボのアピールポイントはもちろん「ワンショットキルが狙えること」なわけですが、それがしたいだけなら他にいくらでも方法があり、そのコンボを行う理由付けとして十分ではありません。

つまり「ワンショットキルが狙えること」自体は「質の高いアピールポイント」とは言えないということになります。(もちろんワンショットキルが狙えないコンボよりも狙えるコンボのほうが良いですが)


 そのコンボを行う十分な理由、すなわち「質の高いアピールポイント」とは何か?

それは


「そのコンボでなければできないことをすること」


です。


 たとえば


「マイナーカードを活躍させること」、

「召喚難度の高いモンスターを召喚すること」、

「奇抜な動きをすること」

 

 など、


言い換えるなら


「普通にプレイしていたのでは起こりえないことを起こすこと」


となります。



自画自賛のようになってしまいますが、私がかつて組んだギミックを例にとります。



1、《伝説の都 アトランティス》発動中に墓地から特殊召喚した《白鱓》と《水属性レベル2モンスター》で《天輪の双星道士》をシンクロ召喚する

2、《天輪の双星道士》の効果で《白鱓》と《水属性レベル2モンスター》3体を特殊召喚する

3、《白鱓》と《水属性レベル2モンスター》3体を墓地へ送り《絶望神アンチホープ》を特殊召喚する






この動きには以下のようなアピールポイントが存在します。


1、

 「通常《白鱓》と《水属性レベル2モンスター》ではレベル2である《天輪の双星道士》はシンクロ召喚できないが、《伝説の都 アトランティス》によってレベルが1になっているため可能である」


2、

 「通常《天輪の双星道士》ではチューナーは特殊召喚できないが、《白鱓》はもともとチューナーではないため特殊召喚できる」

 「通常レベル2である《天輪の双星道士》のシンクロ素材はレベル1であるため素材としたモンスターを特殊召喚することはできないが、この場合元々のレベルが2であるモンスターを素材にしているため、シンクロ素材をそのまま特殊召喚することができる」


3、

 「通常《絶望神アンチホープ》を特殊召喚するためにはレベル1モンスター4体を墓地へ送らなければならないが、《白鱓》と《水属性レベル2モンスター》は《伝説の都 アトランティス》によってレベルが1になっているためその条件を満たしている」

 「《天輪の双星道士》の効果発動後はEXデッキからシンクロモンスター以外を特殊召喚できないが、《絶望神アンチホープ》の墓地からの特殊召喚はその制約に引っかからない」



 このように


「普通は不可能だがこの場合は可能である」


ということがそのままそのコンボの長所、


「質の高いアピールポイント」


となります。


 ここで私が言いたいのは、「実用性や安定性を度外視してでも奇を衒え」ということではありません。実用性や安定性も重要なアピールポイントの一つですから。

しかし、ただ実用性や安定性が高い「だけ」のコンボよりは、逆説的・独創的なコンボのほうが「面白いコンボ」として見なされることは自明であると思われます。


 以上が「コンボギミックのある程度客観的な評価基準」の二つ目です。



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 長々と語り続けてしまい申し訳ありません。

そろそろ読むのが面倒になってきたと思うので結論します。


「『アピールポイントの数と質』こそが『コンボギミックのある程度客観的な評価基準』である」


 そして、


「この基準に基づけば、良いコンボか良くないコンボかのある程度統一的な判断は可能である」


 これはあくまで筆者の考えにすぎないため、「それはちがうよ!」と思った方はコメント等でご意見・ご批判くださると幸いです。


 また、

「終わってから言うなよ……」

と思ったそこのあなた。

大正解です。ごめんなさい。

ぜひとも来るべき「第二回」にて、この評価基準を参考にしてみてください。



 以上をもちまして、コンボギミックの客観的な評価基準に関する考察を終わりにしたいと思います。

より多くのコンボギミックがこの世に生まれることを願って。


ご精読ありがとうございました。

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